初心者におすすめのソフトボードとその選び方【サーフィン上達の秘訣】

サーフィン

サーフィン楽しんでいますか?

これを見ている方は、初めてのサーフスクールでスタンドアップできた運動センスの良い学生でしょうか。それとも、週末しかサーフィンに行けないけど、上達なぁと毎日電車で揺られながら考えているサラリーマンの方でしょうか。

ここでは、将来的にショートボードを乗りこなしたい初心者〜初中級者の方にお勧めしたいソフトボードとその選び方について紹介していきます。

一般的なサーフボードとの違い

そもそもソフトボードとは外側がスポンジ素材で作られたサーフボードのことなのですが、世間で言われる一般的なPU(ポリウレタン)サーフボードとの違いを以下にまとめました。

特徴PUサーフボード※以下PUと称するソフトボード
材質ポリウレタンフォーム+ポリエステル樹脂発泡素材+ソフトトップ(EVAなど)
重さやや重めやや重め〜軽い
浮力普通高い
耐久性中〜低(クラッシュに弱い)非常に高い(安全性重視)
パフォーマンス高い(ターン性能◎)低め(安定性重視)
安全性低め(硬くて怪我のリスクあり)高い(初心者や子ども向け)
価格中〜高安い
対象者中級〜上級者向け初心者向け

表の中で特に見ていただきたいのがマーカーで示したパフォーマンスに関わる部分です。

PUは鋭いターンができる→ソフトボードはできない

という理解になりますが、近年ではパフォーマンス性の高いソフトボードも増えており、上級者やコンペティター(大会出場者)も小波様のサブボードとして購入する方が多いのもまた事実です。

サーフィンの上達にソフトボードを使ったほうがいい理由

中にはそれでも『なんとなくカッコいいから』『運動神経が良かったから大丈夫』と始めからショートボードを買おうと考えている方もいると思いますが、一度留まってみてください。モチベーションも大切なのは承知ですが、同じ考えでショートボードを購入し、しばらくして物置に鎮座することになった先輩が大勢いるということを。

そもそも、先ほど挙げた「鋭いターン」ができる初心者が世の中にどれほどいるでしょうか?

以下は私が経験したエピソードです。

筆者
筆者

サーフィンに近いスポーツとされるスノボーを15年以上経験やっている友人を初めてサーフィンに連れていった際のことです。友人は冬になると「山に籠る」タイプの人間で、趣味に全振りした運動センス抜群の横乗り人でした。波乗り当日、サイズは腰〜腹で日本の一般的な波のサイズでしたが、友人のパドルはお世辞にも速いとは言えず、波にほとんど置いて行かれていました。みかねた私が波に合わせて後ろから押してあげても、鋭いターンはもちろんのこと、テイクオフがやっとという状況でした。※その後の上達は人並み以上でした

以上の経験からもまずは①波をキャッチすること②立ち上がる際に安定感があることが特に初心者には必要と言えます。浮力があって板が長くて厚くて取り回しが効きづらい(=安定感がある)ソフトボードが上達に良いわけなんですね。

おすすめのソフトボード選び

ここからは具体的にどんなサーフボードが初心者に適しているかお伝えします。

・長さ:182〜213cm(6ft〜7ft)

・浮力、幅:特に気にする必要なし

※体重が70kg以上の方は浮力45L~購入を検討されると良いかと思います。

浮力、幅についてはソフトボードの性質上、長さあればある程度確保されているはずなのでここではそこまで気にする必要はないと考えます。

長くて浮力があるボードがいいと前述しましたが、以下の理由から”長すぎない”ことも同じくらい大切です。

・ショートボードへのステップアップ

同じサーフィンでもロングボードとショートボードではパドルの仕方から波の乗りこなし方まで全く異なります。ステップアップボードとして安定感は確保しつつ、なるべくショートボードにも近いサイズ感が上達への近道です。最終的にショートボードへ移行するこということは、浮力のないボードで波に乗るということです。ある程度は筋トレだと割り切って励むことも必要です。

車への積載性

ボードを買ったらいざそれを車に乗せて出発するわけですが、ハイエースやキャラバンなど長いボードを乗せられる車を持っている方は多くないのが実情だと思います。

以下に軽自動車の室内長ランキングを添付しました。

順位メーカー/車種名室内寸法(室内長×室内幅×室内高)
1位スズキ「エブリィワゴン」2,240㎜×1,355㎜×1,420㎜
2位ホンダ「N-BOX」2,240㎜×1,350㎜×1,400㎜
3位スズキ「ワゴンR」シリーズ2,450㎜×1,355㎜×1,265㎜
4位三菱「デリカミニ」2,200㎜×1,335㎜×1,390~1,400㎜
日産「ルークス」/
三菱「eKスペース」
2,200㎜×1,335㎜×1,390~1,400㎜
5位スズキ「スペーシア」シリーズ2,155㎜×1,345㎜×1,410㎜
6位ダイハツ「タント」シリーズ2,125㎜×1,350㎜×1,370㎜
7位スズキ「ワゴンRスマイル」2,185㎜×1,345㎜×1,330㎜
8位ダイハツ「ムーヴキャンバス」2,180㎜×1,345㎜×1,275㎜
9位ホンダ「N-WGN」2,055㎜×1,350㎜×1,300㎜
10位ダイハツ「ムーヴ」シリーズ2,080㎜×1,320㎜×1,280㎜

車の形状やボードの厚さや幅にも影響を受けると思いますが、基本的に7ftまでであれば助手席を倒せば車内へ積むことが可能になる計算です。コンパクトカーなど他の車種でも同様に積み込みが可能だと思います。

「板を車の上に乗せれば良いのでは?」という意見もありそうですが、お勧めはしません。サーフィンは体を酷使するスポーツです。乗せ下ろしの度に台に乗って、慣れていない積荷を毎回することの煩わしさ、高速道路では強風にあおられて荷物が外れないかと心配…などなど。なるべくサーフィン以外の時間で疲れないようにする工夫も大切と言えるでしょう。

そういった点からも車内に乗せられる長さを選んでいただけるといいかと思います。一度、ご自身の車の助手席を倒して荷物を積む練習をしていただけるとより良いかと思います。

おすすめソフトボード3選

それでは実際におすすめのソフトボードを3つ紹介します。

 6’6 SOFTECH ROLLER  

ソフテック(Softech)は、オーストラリア出身のサーフィンレジェンド、トム・キャロル(Tom Carroll)によって設立されたサーフボードブランドです。

ソフテックのボードは、3万円台から購入可能で、フィンやワックスなどのアクセサリーがセットになっていることが多く、初心者でも手軽に始められます。 上級者向けのパフォーマンス系モデルでも、5万円台で手に入れることができます  。

7’0″ キャッチサーフ オディシー ログ ソフトボード

Odyseaは、Catch Surfが展開するソフトボードシリーズで、初心者から上級者まで幅広いサーフィン愛好者に向けて設計されています。 その特徴は、見た目の可愛らしさだけでなく、性能にもこだわりが詰まっています。アーティストとのコラボレーションにより、ユニークで魅力的なグラフィックが施されておりデザイン性に優れます。

6’0 ミックファニングソフトボード BEASTIE SUPER SOFT TRI

ミック・ファニングのソフトボード「MF SOFT BOARD」は、3度のワールドチャンピオンであるミック・ファニングが開発した高性能なソフトボードシリーズです。動画にあるように、鋭いターンも可能になっています。

まとめ

サーフィンは一朝一夕では大きな変化はありませんが、正しいギアを購入すれば確実に上達の近道になります。読者の皆様がよりよいサーフィンライフを送れるよう心から応援しています。

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